はしか注意!まだの人はワクチンを受けてください!

夏休み中から国内で麻しんの流行が始まっています。

関西国際空港や、大勢の人の集まるコンサート会場などに感染力のある麻しんの患者さんが行っていたことが判っており、10~12日の潜伏期間をおいてまた新たな2次感染、3次感染の患者さんが発生することが心配されます。

麻しんは「空気感染」で、大変感染力が強いので、どこでどれだけの人がうつっているか判りません。

病気の初め数日は、咳、鼻水、熱、目やにが出ます。ほかの風邪に比べて重症感が強いです。2日ほどでいったん熱がなくなり、その後さらに高熱とともに、体に発疹が現れます。この時期になって初めて麻しんと判りますが、それまでわからない時期にも強い感染力をもっています。ワクチンを1回だけ受けたことのある人では、症状が軽いめで診断に時間がかかることもしばしばです。

もしも感染の可能性のある場合には、医療機関を受診する前に、電話で相談して他の人にうつさない配慮をしてください。

麻しんはワクチンを2回受けていればまず安心ですが、2回目の接種を受けそびれている小学生以上(高校生、大学生、おとな)の方、1歳以上でまだワクチンを受けていなかった方は、大至急ワクチンを受けてください。

麻しんのワクチンに関しては、必要な方は受付に電話していただければ当日あるいは近日中にワクチンを行います。ご連絡ください。

MR(麻しん・風しん混合)ワクチン:自費では9720円
麻しん単独ワクチン:自費では4320円

国産ワクチンが不足していますので、状況によっては任意のワクチンには海外から輸入のMMR(麻しん・風しん・おたふくかぜ)ワクチンを使用することになるかもしれません。

2016年8月30日